NHKの高校講座で谷川俊太郎さんの詩をやっていた。見ようと思ってたわけじゃなく、テレビをつけたままスマホをいじっていたんだけど、いつのまにか気になって見てしまっていた。
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『宝だから』 谷川俊太郎
ほんとに大事なものはあるだけでいい
ほんとに大切なヒトはいるだけでいい
何でも誰でもあることいることで始まっている
朝 空がある 曇っていても晴れていても
昼 友だちがいる 気が合っても合わなくても
夜 働く人がいる 君が夢を見ている間に
たまには人間やめてもいいんじゃないか
キノコになって森にいてみる
クラゲになって海にいてみる
コトバになって意味やめてみる
声になってアンナプルナを呼んでみる
自分にもどってぼんやりしてみる
生きてれば毎日毎時が宝だから
目も耳も口も鼻も手足も忙しい
シニカルな大爆笑も宝石みたいに輝いて
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『ほんとに大事なものはあるだけでいい
ほんとに大切なヒトはいるだけでいい』
あるだけ、いるだけでいい。当たり前すぎて忘れてしまう時がある。今あるもの今いてくれる人を大切にしたい。たくさんの物に囲まれ、SNSでたくさんの人に繋がれるけど、本当に大切な物や人ってほんのわずかだなって思う。
『朝 空がある 曇っていても晴れていても
昼 友だちがいる 気が合っても合わなくても
夜 働く人がいる 君が夢を見ている間に』
地球があるから空がある、気が合っても合わなくても友達がいる、24時間いつでもどこかで働いている人がいる。当たり前すぎて忘れてしまう時がある。感謝を忘れずにいたい。
『たまには人間やめてもいいんじゃないか
キノコになって森にいてみる
クラゲになって海にいてみる』
過去に人間をやめたいって思ったことがある。でもどうしたらやめられるのかわからなかった。やめると言っても死にたいという意味ではなく、考えることに疲れてしまった。地球上であれこれ考えて生きてるのって人間だけ。もちろん他にも考えてる動物はいるけど、理性を持っているのは人間だけ。動物は本能に従って生きている。
なんで人間は毎朝混雑した通勤電車に乗ってストレス溜める？なんで会社の人間関係でストレスを溜めに行く？なんで会社で仕事せずに人の足を引っ張ることばかりする？なんで人間が生きやすいようにどんどん開発して地球を痛めつける？生きるためにはお金が必要だから？なんでお金というシステムを作った？なんで人間は進化の過程で本能に従って生きることをやめた？「なんで？」をひたすら1人頭の中で繰り返す。答えは出てこない。ぐるぐる思考がやめられない。疲れた。人間やめたい。何も考えたくない。っていう感じに…。だいぶ重いですね😅当時は会社を辞めてこの呪いから解放されました。
人間をやめてみるには、何も考えずに意思のないキノコや漂うだけのクラゲのようになって、ただそこにいてみようと。緑に囲まれるだけ。海にプカプカしているだけ。瞑想みたいな感じなのかなと思う。適応障害になって初めてただボーッとするだけの時間も大切なんだってちゃんとわかった気はする。色々考えてしまうから疲れるってこと。
『コトバになって意味やめてみる
声になってアンナプルナを呼んでみる
自分にもどってぼんやりしてみる』
これは意味がわからなくて理解できなかったけど、コトバがカタカナになっているのはお喋りのコトバを表していて、意味はなく音だけになってみると解説していた。アンナプルナはヒマラヤの山だそうです。言ってみただけ。意味はないが声だけはあると。なかなか難しそうと思ったけどアンナプルナならできそう。声になるとはおもしろい表現だなと思う。さあ！声になってみよう！「アンナプルナ」
『生きてれば毎日毎時が宝だから
目も耳も口も鼻も手足も忙しい
シニカルな大爆笑も宝石みたいに輝いて』
生きてる間はいつでも宝。ボキャブラリがなくてすごい以外の表現の仕方がわからないのがもどかしい。本当にそうだなって思う。平和な日本で暮らしてると忘れてしまう。今この瞬間にも世界のどこかでは生きるか死ぬかの生活を余儀なくされてる人がいる。ここまで大袈裟にしなくてもいいかもしれないけど😅生きてることに感謝して、自分らしく自分が納得できる一生を過ごしたいって思う。またまた重すぎたかな笑
辛いときって視野が狭くなるし、悪いことしか考えられなくなる。今は周りの人のおかげで今までの人生で一番生きやすい状態になれた。宝に気づくことができた。もちろん周りは宝だけど、自分も宝だってことを忘れずにいたい。ついつい自分で自分を攻撃してしまうから。
無職だけど、今が一番幸せ☺️もう少し早く宝に気付く能力を身につけたかったけど。でも、このタイミングにはきっと意味があるのだと思う。
悪い方ではなく良い方の考える機会をくれた谷川さんありがとう😌
